腸内環境を改善

現代人の健康を考える上で、最近特に注目されている腸内環境。

腸内を住処とする腸内細菌は、1,000種類以上、100兆個以上とも言われ、その総称を腸内フローラと呼びます。腸には免疫細胞のうち約70%が集まっていて、腸内フローラのバランスが崩れると、様々なところで悪影響が出てしまいます。

食生活の乱れや人間関係、将来への不安などのストレスが自律神経を通じて腸に伝わり、腸のぜん動運動を妨げて下痢や便秘、肌荒れや肥満などの「不調」として表れます。腸の神経細胞は脳に次いで多く約1億個にのぼり、この神経細胞によって、自立して働くことができます。 そのため、腸は「第二の脳」とも呼ばれています。

幸せホルモンと呼ばれ、腸内で作られているドーパミンやセロトニン。ストレスになるようなツライ状況を乗り越えたときの達成感、うれしい気持ち、つまり快感をもたらすのがドーパミン。それをコントロールして気持ちを安定させるのがセロトニン。セロトニンは、腸内環境を整え規則正しい生活をしたり、日光を浴びたり、ウォーキングなどのリズム運動をすることにより増加すると言われています。

でも、腸内フローラが乱れると悪玉菌がつくりだす有害物質も増え、便秘などで発生した毒素は体内に吸収され、血液に乗って全身をめぐり、免疫力の低下ひいては肥満、糖尿病、大腸がんなどの原因ともなります。

セロトニンやドーパミンを増やす生活を心がけるだけでなく、

腸内環境を整えることが、

美容と健康、アンチエイジングのための欠くことのできない、ライフスタイルになるのです。